中国人が片言なわけ
養老先生の講義を聞いていて、ものすごい面白い話を聞きました。
https://www.youtube.com/watch?v=3fw58SYjLbE&app=desktop
中国語は動詞において、動詞の活用(過去、未来、現在など)がない。なので、中国人はある意味片言になっている。
「わたし学校行く。」「わたしあなた好き」など。
また、不定冠詞や定冠詞(a / the)の概念がないので「残酷な日本人」というと不特定全ての日本人か、自分の中で体験した特定の日本人か区別していない。そういうデリケートな区別ができないから中国人は話が長くなるそうです。また、中国人が日本語を喋る際にカタコトになるのも、そもそも片言でしゃべっているからなんだと初めて知りました!
また、昔の人は意味を補填するために、漢文の内容を引用するなどして意味づけしていたが、毛沢東が知識人を駆逐するために漢字を廃止して、それをできなくしてしまった。だから、中国人は話をあえて大きくしてオーバーに話す。そうしないと上手く伝えれないので。
日本語は音読み訓読みがあるが、一つの文字で読みが異なるのは日本語以外ないそうです。日本語はかなりデリーケートな言葉になっており、だから英語とか違う言語を勉強する時に困るんだなというのが腹落ちしました。
たとえば、「空回りしている」と思いついても、それを英語で訳す時直接的な言葉が思い浮かばない。だから「上手く行かない」と脳内変換して、「It does not well」とやっと変換できる。でも意味合いは微妙に違う。それは当たり前で、他の言葉ではなかなかデリケートなニュアンスは伝えられない。
言葉って本当に大事。
改めて気がつかされました。
そりゃ、日本人と中国人、韓国人などと上手く話が噛み合わないのもよくわかります。