新党大地塾 2019/1/31
私の政治関係の先生としてここ一年で佐藤優先生に本や動画でお世話になっています。動画の中で、月一で開催されている新党大地塾の講師として出席しているのを知り、ちょうど有給消化中という身であることもあいまって本日参加しました。
本日のお題は北方領土交渉。佐藤先生のど真ん中の分野であり、ここ最近話題の話。
今日の話で感じたのは二つ。
①外交官の言葉に関して
②質問の仕方に関して
①に関しては、外交官の言葉のやり取りは本当に面白いと感じた。日本の立場としては北方領土を返して欲しい世論があり、ロシア側としては領土をあげるなんてけしからんという世論がある。
そのなかで、国と国とで見ると、日本としては、一島でも返還して欲しく、ロシアとしては日ソ共同宣言に基づいて返してもいい(対中を睨んだ日露強化のため)立場。
でも、「領土を返す」とロシアが言えば世論は納得しないし、日本としては領土を貰ったとは言えず、世論を見据えて返してもらった事にしなければいけない。
なので、引き渡すという言葉にこだわっており、引き渡すという解釈は双方の国に任せる。なので、日本としては返還されたと言えばいいし、ロシアとしては上げたと言えばいい。
外交では同じ言葉でも、民が受け取る印象と、実際の意味が異なる枕詞みたいな複雑なワードを使用してお互い話をしている。安っぽい言い方かもしれないが、インテリな話の仕方であり、面白いなーと非常に思った。
また、②に関して。
毎回、新党大地塾は質問を受け付けており、私から一つ質問をした。
内容としては、ドワンゴが実施している月ごとのアンケートで2島返還(4島をもとめている?)に納得いかない人が多数を占めている。
アンケートとして、偏りはあるため実を示していないが、もし国民が4島一括の声が高くなったらどうすべきか質問した。
その質問を受けて、私が4島一括派と思われたみたいで色々諭されてしまった。質問の仕方が悪かったなーと反省。質問はダラダラ長くしてはいけないが、自分の立場や前提をもっと簡潔にせねばと反省しました。
また、私の質問を受けて、佐藤先生の返答にも感銘を受けた。「4島一括はどうやっても無理筋。その中で、国民がそっちに流れたら仕方ない。私たちは国益になることを切々と説くだけ。」
自分の信念貫いて、それでも納得されない場合は諦めるしかない。なんか、この言葉は重かったです。
よし。
明日から、お仕事再開。
頑張ります!