メイド地獄
アフリカ圏、アジア圏の若い女性が中東でメイドとして出稼ぎに行き、ひどい目にあう。
それが今問題になっているという、NHKのドキュメンタリー。
普通であれば、そうなんだ。と思うレベルでしょう。でも、私にとっては結構身近な問題でした。
2015-2016でフィリピンに単身赴任をしていた中、行きつけのレストランやゴルフのキャディーさんと仲良くなることは多かった。その中でよく聞いたのは、中東でメイドの仕事を募集があるので行こうかどうか迷っていると。
給料はかなり良い。どうしようか悩んでいる。私の知り合いで、何人かサウジアラビアに飛んだ子もいました。
ドキュメンタリーを見ると、まず基本的にメイドはパスポート、携帯を取られて、帰国することと連絡取る事が全くできなくなる。そして、給与が支払われなかったり、ひどい場合、殴られたり、性的虐待を受けたりとひどい仕打ちにあう。
よくあるのが、突然帰国したと思えば全身火傷の状態で帰国するなど。。
メイドの死亡率の7割は自殺かビルからの転落。逃げ場がなくて自分から死んでしまう。
ある、雇用主がはっきり言っていたが、
[人権なんてものはない。ヨーロッパにはあるらしいが、そんなものはない。]との事。
中東ではこのメイドの事を抜け出せない地獄。カファラ制度と呼ばれているらしい。
文化と環境と宗教が作り上げた考えでしょう。凄い。。
そして、話をしていた当時は何も知らなかったが、自分と話をしていたフィリピンの彼女たちが元気であればいいなと。。。
情報がないというのは本当に恐ろしい。