品質とは
突然ですが
品質の勉強でもしましょう!
まず、1950年ごろアメリカからデミング博士によって品質に関する公演を日本で実施。それをベースに日本は品質に関して体系立てて基準を作り、それに沿って欧米諸国に打ち勝つべく、ものづくり開始。皮肉なことに、それが1970年ごろ日本で花開き、日本車の品質がアメリカでばかうけ。その頃はもちろん携帯電波の普及はなく、アメリカにもJAFのようなものもない。だから、車が途中で故障したらものすごい困るし、田舎で故障すると下手したら誰も通らないため死ぬ可能性もあるぐらいやばかった。だからこそ壊れにくい日本車がバカ売れ。その結果日米輸入摩擦が発生した。
ここで、キーポイントは日本の工業は品質に対して意識的にも無意識的にも品質の成功体験が蔓延してます(欧米に打ち勝った体験は簡単に拭えるものではないです)。もちろん品質はいいことですが、1970年代と今では重要度は異なります。安全はもちろん必要だが、それ以上の品質はどこに重きをおくかが大事です。
今の日本は品質にこだわりすぎて、特に品質の項目にこだわりすぎて衰退し始めている。かつてのアメリカの工業みたいに。日本の品質は簡単に言ってしまうと長時間労働に裏打ちされている。そして、今台頭しているのは多様的な働き方と考え方。これが出来ている会社が成長している。そして歴史的に見て、成功体験からいきなり抜け出せた文化は見たことがない(個人、一個の企業ならあるが)。人生も景気も国も良き時があればその後は必ず落ちる。さて、日本企業はどうなるか!?
結構楽しみです。