大企業で働いてる男性に歪んだ気持ちを持ってしまったと言う話。

https://anond.hatelabo.jp/20190216225314

大企業で働いてる男性に歪んだ気持ちを持ってしまったと言う話。

正直、国内大企業で偉い人の半数は歪んだ人だと思う(外資系の人はあまり知らないのでカウントせず)。

まず、出世すると言う事は、信用価値をどれだけ持つかどうかにかかる。そして、中小企業は信頼の絶対数が少ないから実力ある人しか信用を多く稼げない。一方、大企業は信用の絶対数ごが多いので、ふとしたきっかけでそれなりの信用を築けてしまう。

大企業に努めるとは、まず小さいいろんな種類の信頼を勝ち取ることから始まる。

例えば、ある上司から気に入られるとか、あるプロジェクトで歯車なりに活躍するなど。

そして、じゃあどうやって管理職(部長以上)レベルの信頼を獲得するかと言うと、これはFXや株取引に近い。

まず例えば山田くんがAプロジェクトで1/100の役割を果たしたとする。その時のAプロジェクトの価値は100万円。故に、100万✖️0.01=1万円。

優秀なB君は1000万円のプロジェクトを50/100の役割で任されておりそれ故に1000万✖️0.5=500万円の個人価値を作る。

明らかにB君の方が優秀だ。

しかし大企業の怖いところは何が当たるかわからない事だ。世の中の情勢次第ではAプロジェクトが10億もの価値を生み出す場合がある。そうするとA君の持ち点が一気に1000万円まで膨れ上がる。

これは、誰に気に入られかにおいても同じだ。気に入られている人が一気に本流に上がると、その人も引っ張られる。

それ故に実力がなくても、役職が上がる人が出ててくる(ある意味先見の明があって実力があるかもしれないが)。

そして、私はフィリピンで2年仕事していたことあるが、お金を持つと言う事はどう言う人間になるか思い知らされた。

アジアに出向すると言う事は、年収が何倍も増えた状態の生活をできると言う事。移動はいつも車で運転手がいて、雨が降っても傘をさしてくれる人がいる。ものを買うにもカートを押してくれる人が来る。レストランに行けば、オーナークラスに仲良くしてもらい、自分の好きな交友関係を築ける。

私はフィリピンで仕事をしている中で、かなりお金を貯めました。一方殆どの駐在員はお金を減らすぐらいに遊んでおり、人がダメになるのはこう言うことかと興味深くのぞいていました。私は元から自堕落な生活をしていたので、それほどギャップはなかったのですが、実力が無くかつ真面目に仕事をしてきた方には箔がつくというのは贖い難く魅力があり、恐ろしいほどに自信をつけていきます。

結論として、大企業で働く事は実力が無くても地位が上がり、お金を稼げる可能性があり、実力がない故におかしな自信を獲得し、それ故に歪んだ人間が生まれる。

自由主義が生んだモンスター。

ある程度、俯瞰して、理解して眺めると世の中楽しいものです。汚いものは本当に汚いのか？私たちはどうなのか？

いつも考えさせられます。